メンテナンス事業部SERVICE
主に、テナントビル・マンション・商業施設の共有部の電気設備、給排水衛生設備、防災設備の保全工事を行っております。
また、ご契約いただいておりますお客様につきましては、専有部の原状回復工事、緊急対応工事等も行います。
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電力会社と建物の責任分界点~受電設備、各分電盤、配電盤についての改修を行っています。
大規模需要の建物については、受電設備(電気室orキュービクル)があり、電気主任技術者を選任し、保守点検をされております。その中で法定点検(年次点検)は報告義務があり、不備個所については改修をしなければなりません。
当社では、年次点検報告書の不備個所一覧に基づき適切な改修提案をさせていただきます。
1.受変電設備(キュービクル)
キュービクル内の機器には更新推奨時期が決められております。この機器が故障した場合は機器の納期がかかってしまうので、緊急の対応ができない可能性があります。
故障の内容にもよりますが、全館停電になったり、その故障が原因で周囲に影響を及ぼす(波及事故)こともあります。
既設の機器の更新推奨時期と機器の納期とを考え更新計画を立てることをお勧めいたします。
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高圧気中開閉器(PAS)
更新推奨年
機器納期 2023/4月時点 発注後 3カ月 機器納期 2023/7月時点 発注後 カ月 機器納期 2023/10月時点 発注後 カ月 機器納期 2024/1月時点 発注後 カ月 -
高圧ケーブル(6600V)
更新推奨年
機器納期 2023/4月時点 発注後 カ月 機器納期 2023/7月時点 発注後 カ月 機器納期 2023/10月時点 発注後 カ月 機器納期 2024/1月時点 発注後 カ月 -
断路器(DS)
更新推奨年
機器納期 2023/4月時点 発注後 8カ月 機器納期 2023/7月時点 発注後 カ月 機器納期 2023/10月時点 発注後 カ月 機器納期 2024/1月時点 発注後 カ月 -
真空遮断器(VCB)
更新推奨年
機器納期 2023/4月時点 発注後 2カ月 機器納期 2023/7月時点 発注後 カ月 機器納期 2023/10月時点 発注後 カ月 機器納期 2024/1月時点 発注後 カ月 -
過電流継電器(OCR)
更新推奨年
機器納期 2023/4月時点 発注後 11カ月 機器納期 2023/7月時点 発注後 カ月 機器納期 2023/10月時点 発注後 カ月 機器納期 2024/1月時点 発注後 カ月 -
方向地絡継電器(DGR)
更新推奨年
機器納期 2023/4月時点 発注後 11カ月 機器納期 2023/7月時点 発注後 カ月 機器納期 2023/10月時点 発注後 カ月 機器納期 2024/1月時点 発注後 カ月 -
高圧カットアウト(PC・HPC)
更新推奨年
機器納期 2023/4月時点 発注後 3カ月 機器納期 2023/7月時点 発注後 カ月 機器納期 2023/10月時点 発注後 カ月 機器納期 2024/1月時点 発注後 カ月 -
変圧器(Tr)
更新推奨年
機器納期 2023/4月時点 発注後 2カ月 機器納期 2023/7月時点 発注後 カ月 機器納期 2023/10月時点 発注後 カ月 機器納期 2024/1月時点 発注後 カ月 -
漏電火災警報器(LGR)
更新推奨年
機器納期 2023/4月時点 発注後 4カ月 機器納期 2023/7月時点 発注後 カ月 機器納期 2023/10月時点 発注後 カ月 機器納期 2024/1月時点 発注後 カ月 -
気中負荷開閉器(LBS)
更新推奨年
機器納期 2023/4月時点 発注後 8カ月 機器納期 2023/7月時点 発注後 カ月 機器納期 2023/10月時点 発注後 カ月 機器納期 2024/1月時点 発注後 カ月 -
コンデンサ(SC)
更新推奨年
機器納期 2023/4月時点 発注後 2カ月 機器納期 2023/7月時点 発注後 カ月 機器納期 2023/10月時点 発注後 カ月 機器納期 2024/1月時点 発注後 カ月 -
ノーヒューズブレーカー(MCCB)
更新推奨年
機器納期 2023/4月時点 発注後 6カ月 機器納期 2023/7月時点 発注後 カ月 機器納期 2023/10月時点 発注後 カ月 機器納期 2024/1月時点 発注後 カ月
キュービクル・電気室の改修について
受電設備は高圧電気(6600V)で供給され、受電設備内で220V or 110Vに変換され、各テナント、各居室、共有部に供給されております。その受電設備にトラブルが発生し、電気を送電できなくなった場合、不備個所が正常になるまで送電できなくなってしまいます。受電設備のトラブルはあってはならないものです。
受変電設備の改修については、主任技術者の年次点検報告書に基づき計画的に改修計画を立てて改修することをお勧めいたします。
高圧機器は、納期がかかる上に高額です。突然の故障は工事価格も上がってしまいますし、建物の利用者にも多大な影響を及ぼします。
1.貯水槽清掃
マンションやテナントビルに於いては、貯水槽を設置しているところが多くありますが、貯水槽の管理については年1回以上の清掃及び、水道法に基づく水質検査が必要です。(有資格者による)
また、貯水槽の給水装置のメンテナンスも忘れてはなりません。一般的に貯水槽といいますが、受水槽と高架水槽とに分けられます。
受水槽とは、水道水を貯めるための水槽で、右図のように、電極で水位を検知し電磁弁で水槽の満水・減水を管理するための設備です。右図は、F号ボールタップを使用し機械的に水を止める装置です。減水は管理できません。
どちらの給水装置にも一長一短があります。両方で、給水管理をされているところが、多くあります。
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高架水槽方式
従前の給水方式で、屋上に高架水槽を設置し受水槽から揚水ポンプを介し高架水槽に水を送り、高架水槽から各部屋に水を供給する方式です。
高架水槽の満水・減水の信号を取りポンプを起動させます。 -
加圧ポンプ方式
高架水槽より新しい方式です。加圧ポンプを介し、配管内の圧力でポンプの運転停止をする方式です。どの部屋も同等の水圧を確保することができます。
その他方式
水道管の直圧で供給する方式、ブースターポンプ方式などがあります。
2.揚水ポンプのメンテナンス
揚水ポンプの圧力ゲージの圧力とポンプの運転電流を控えておく(月1回程度)グランド部分からの水漏れの量を確認する。フード弁のゴミ噛みがないか?スケールが溜っていないか?を確認する。
通常の状態でない場合は、オーバーホールをすることによりポンプの寿命が伸びる。
3.排水設備のメンテナンス
原状回復工事
原状回復工事の在り方は、前入居者が生活をしていた痕跡を消すための工事だと考えております。
基本作業内容は、天井・壁クロス張替、床CF張替、畳表替え、室内クリーニングキッチン、洗面、トイレ、浴室の給水器具の点検、排水管詰り点検などを行い問題があれば修理し、入居後すぐのトラブルが起きないように原状回復工事を行います。
以前、緊急対応をさせていただいていた時によく、入居間もない方から『トイレの水が止まらない』『キッチンの水が流れない』『洗面の水が流れない』などの苦情があり、対応させていただきましたが、そのトラブルの費用はすべて管理者様の負担でした。
しかし、本当のところはどうなのでしょうか?洗面に歯ブラシを流してしまったら直ぐに詰まります。キッチンに箸を流してしまったらすぐ詰まります。こんな時でも管理者様が、負担するべきなのでしょうか?
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シンクの排水管
この部分は、写真ではまっすぐに排水管につながっておりますが、この状態では箸などを誤って流してしまった場合、排水管に流れてしまい詰まった時の処理が大変になることがあるので、上の写真のようになっているのが望ましい。
そうすることで蛇腹を外して掃除するだけで詰りを処理することができる。洗面台と同じく、前入居者が退去後、この部分にゴミが溜っており乾燥した状態で、清掃をせずに新規入居者が、使うと乾燥したゴミが流れずにつまりの原因になります。
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水栓金具構造
水栓金具からの水漏れの原因は、三角パッキン・パッキン受などの部品の摩耗により、ハンドルの下部より漏れることが多い。
水の止まりが悪い場合は、ケレップ・コマ・パッキン・ナットなどの部品の摩耗により、水の止まりが、悪くなっている可能性がある。
水栓金具のメンテナンスは、消耗品についてはすべて交換するようにしています。
トイレタンク構造
”トイレの水が止まらない”このような場合の原因はいくつかあります。
- 1.ボールタップの不良
- 2.浮き玉が何かに引っ掛かり正常な位置に戻らない
- 3.フロートバルブの摩耗により水がトイレ内に漏れ、タンク内の水が少なくなると勝手に水が出る。
トイレタンク内のメンテナンスは、フロートバルブの摩耗が原因で起こるトラブルが多いので、定期的に変えていきます。また、節水の為アームを下にまげて使っている方がおられますので要注意です。